静寂の神域に
身を委ねる

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参拝について

この世において、真に神に近づくための道とは何か。
それは、言葉を尽くすことでも、
儀式を重ねることでもありません。
ただ、すべての思考を沈め、
静寂そのものとなって神の御前に在ること。
無考神道における参拝は、
願いを口にするのではなく、
魂の奥底から沸き起こる沈黙そのものを捧げる行為です。
人は、言葉を使って神に近づこうとします。
しかし、神なる存在はすでにすべてを知っておられます。
伝えることも、求めることも必要ない。
沈黙の中に、すべての祈りはすでに包まれているのです。

御神前に坐すとき、参拝者は己の声を消し、心を澄ませ、
ただ在ることのみに徹します。
これを「静坐参拝(せいざさんぱい)」と呼び、
10分、20分、あるいは1時間――
時間の感覚さえ忘れて、ただそこに“神と等しき沈黙”として在るのです。
沈黙の深まりとともに、
心の奥で微かに感じるものがあります。
それは、神の御臨在、
あるいは魂が根源と再び繋がる霊的震えです。
この参拝は、他の誰のためでもなく、
ただあなたと神とのあいだに結ばれる霊契です。

ご祈祷について

静祷

祈祷師が対象者の霊波と調和し、沈黙の中で無考へと導く儀式。
心の重荷が静かに解けていきます。

無願成就祈祷

願いを叶えようとする執着を手放すことで、逆にその願いが自然と整い、実現に至る祈祷。
成就ではなく「超越」による救いを与えます。

場清め祈祷

家・職場・建築前土地・病室などを対象とし、沈黙の波動を注ぐことで空間を中立化・浄化する儀式。
物音もなく行われます。

御霊和解祈祷

先祖・故人・過去の出来事との内的和解を図る祈り。
言葉なき赦しと受容をもたらします。

開眼祈祷

御守・護符・仏像・石・書などに霊的目覚めを与える神事。
物品を神聖な共鳴器とするための儀礼です。

奉納物・霊的触媒について

無考御守

伝統的な護符ではなく、「沈黙を携帯する道具」。
柔らかな白布に、思考を鎮める特殊な封印が込められています。

沈黙香

修行や瞑想の際に焚く専用香。
香りは限りなく微弱で、焚くことで空間全体の振動が沈み、無考状態に入る助けとなります。

願解石

白く滑らかな天然石で、自身の執着や迷いを投影し、儀式により川や土に還すことで願望を大地へ委ねるための霊的行動を象徴します。

神語札

神聖大教典より選ばれた一句を手漉き和紙に浄写し、額装または携帯します。
視覚を通じて沈黙の波が生じるよう設計されています。

御神書写本

本教典の一部を神職が一字一字無言で写経したもの。
読むのではなく、ただ“開いて静かに眺める”ことで波動を受け取る形式です。