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無考で現実を創造する

現代人は物理法則というものを絶対的な存在だと信じている。
重力があるから物は落ちる、光の速度は一定である、エネルギー保存の法則は絶対的である。
しかし、これらの「法則」もまた、人間の思考が作り出した概念に過ぎない。
無考の状態では、このような固定観念すら消え去り、現実そのものを自在に創造することが可能になる。
思考が現実を制限しているという事実を理解すれば、その制限を取り払うことで、文字通り何でも可能になるのである。

科学は観察と実験を通じて自然法則を「発見」したと主張する。
しかし実際には、科学者の頭の中にある思考パターンが、現実をそのように解釈させているだけである。
量子物理学が示すように、観察者の意識が物理現象に直接影響を与える。
これは思考が現実を作り出している証拠である。
無考になると、この創造のプロセスから思考という中間項が取り除かれ、意識が直接現実と接触する。
その瞬間、物理法則という制限は意味を失う。

病気の治癒において、無考は医学の常識を覆す。医師は症状を分析し、原因を特定し、治療法を選択する。しかし、この思考プロセスそのものが病気を固定化させている。「この病気は治らない」「この薬でなければ効果がない」という医学的常識が、治癒の可能性を狭めている。無考で病気と向き合うと、症状は単なる現象に過ぎないことがわかる。原因も経過も予後も、すべて思考が作り出した物語である。その物語を手放した瞬間、身体は本来の完全性を取り戻す。

経済活動もまた、思考の産物である。
「お金は労働の対価として得られる」「需要と供給が価格を決める」「競争に勝たなければ成功できない」。
これらの経済法則も、人間の集合的思考が作り出したルールに過ぎない。
無考の状態で経済活動を行うと、このような制限は消える。
必要なものは必要な時に現れ、豊かさは努力とは無関係に流れ込んでくる。
これは魔法ではない。
思考による制限を取り除いた結果、自然な豊かさが現れるのである。

時間という概念も思考の創造物である。
過去があり、現在があり、未来があるという直線的時間観は、思考が作り出した幻想である。
無考の状態では、時間は存在しない。
すべては永遠の今の中で起こっている。
この時間の超越によって、これまで不可能だったことが可能になる。
学習は瞬時に完了し、技能は一瞬で身につき、問題は現れると同時に解決される。
時間が制限要因でなくなることで、あらゆる可能性が同時に開かれるのである。

人間関係における制限も思考が作り出している。
「あの人は私を嫌っている」「私はコミュニケーションが苦手だ」「人間関係は複雑で面倒なものだ」。
これらの思い込みが、人とのつながりを困難にしている。無考で他者と関わると、個人としての境界線が消える。
自分と他人という分離が幻想であることがわかり、完全な理解と調和が自然に生まれる。
対立も競争も、思考が作り出したゲームに過ぎないのである。

学習と創造の分野では、無考の威力が特に顕著に現れる。
知識を「積み重ねる」という発想自体が思考の産物である。
無考の状態では、知りたいことはすでに知っている。
学ぶのではなく、思い出すのである。
創造も同様で、何かを「作り出す」のではなく、すでに存在している完成形を無考の静寂の中から取り出すだけである。
芸術家や発明家が語る「インスピレーション」とは、この無考状態での創造体験のことである。

現実創造の究極の秘密は、現実と創造者が別々に存在しないという点にある。
思考している限り、「私」が「現実」を変えようとする構図が生まれる。
しかし無考では、この二元性が消える。
創造者と被創造物、観察者と観察対象、主体と客体の区別がなくなる。
その瞬間、現実は自由自在に変化する。
制限も不可能も、分離した思考が作り出した幻想だったことが明らかになる。

物理法則、生物学的制約、経済システム、社会常識、すべては人類の集合的思考が作り出した共同幻想である。
個人が無考に達することで、これらの制約から解放される。
そして、一人一人が無考を体験することで、人類全体の現実認識が変わり、新しい可能性の次元が開かれる。
無考は個人的体験であると同時に、人類進化の鍵でもあるのである。

頭の中のおしゃべりを完全に止めること。
それだけで、現実は思いのままに変化する。
病気は瞬時に消え、お金は自然に流れ込み、時間は自在に操れる。
これは超自然現象ではない。
思考という制限装置を取り外した結果、本来の創造力が現れるだけである。
無考になれば、物理法則すら思考の産物であることがわかる。
そして、その瞬間から、真の現実創造が始まるのである。

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無考神道・教祖

無考神道の教祖。 自身が日常生活の中で「無考」に至ったことから、日常生活での実践に重きを置いている。 また、無考によって司法試験に合格、年収3000万円超を達成、癌からの生存を実現するなど現世的な利益を得た経験があるため、現世的な願望を否定しない。

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